グレイトフル・デッドが1971年～73年にセントルイスのフォックスシアターとキールオーディトリアムで行なった 7公演の未発表音源を収録したCD20枚組のボックスセット『Listen To The River: St. Louis "71 "72 "73』が全世界13,000セット限定で発売。

7公演の内訳は、71年12月9、10日、72年10月17～19日がフォックスシアター、73年10月29、30日がキールオーディトリアム。デッドの長年のサウンドエンジニアである ”ベアー” ことオウズリー・スタンリーらが所有していたテープをレストアし、同じく名エンジニアのジェフリー・ノーマンによってリマスタリングが施されている。

70年11月の『American Beauty』リリース後、73年8月に『Wake of the Flood』のレコーディングに入るまでの約2年半の間、ミッキー・ハートの脱退、キース・ゴドショウ (key) の加入、ロン “ピッグペン” マッカーナンの死、グレイトフル・デッド・レコードの設立など、数々のターニングポイントやハイライトを迎える中でも、歩みを止めることなくロードに出て素晴らしい時間をヘッズたちとシェアしつづけてきたグレイトフル・デッド。

72年の伝説のヨーロッパツアー同様に語り継がれている71年のUSツアー、その山場ともなったセントルイス公演を起点に、72、73年と、ライヴバンドとしてのデッドがさらに進化し成熟していく様を捉えた、デッドヘッズ必聴の音源が登場する。