[説明] 戦国時代の貴重な生茎樋入り片手打ちの体配。鎬造庵棟造。 身巾広めの輪反り姿、表裏に棒樋を掻き入れ、重ね厚く、重量あって堂々とした姿。地鉄は板目に杢目交じり、刃文は広めの直刃、匂い口は小沸が締まって僅かに小足が入る。帽子は先き掃きかけて丸く返る。備前国忠光風で、鑑定が多いに楽しみな作品である。黒漆塗時代拵付。肥後鍔に、縁頭や小尻などは鉄一作金具で渋く玄人好みのする拵となっている。素銅ハバキ。古研磨ながら刃切れ、鍛え割れ、シナエ傷などの欠点は無く、このまま十分鑑賞できる。 [刀剣登録証] 岩手県第16230号（昭和44年7月22日）、種別：脇差、刃長：59.6㎝（1尺9寸7分）、反り：2.1㎝、目釘：2個、銘文：無銘。 [その他] 元幅：30mm、元重：7mm、先幅：22mm、先重：5mm、重量：598ｇ。茎長：14.8㎝。 xkcrx ・・・ 上記の画像は フォトアップで掲載しました ・・・